消し材料を頭に入れる
消し材料とは
消し材料とは、馬にとってマイナス要素となる情報で、馬券に絡めないほうがいい情報などのことをいいます。軸馬の選別は前のページでご紹介いたしましたが、さまざまなファクターが存在する競馬では軸馬だけを選別するのは難しいと思います。そこで「消し材料」を判断する知識を身につけていれば、軸馬を選べる確立があがると思いますので、是非ともチェックしておきたです。
消し材料
- 追い込みで前走を勝った馬
- 最後の直線で劇的な追い込みで勝った馬は、次のレースでかなりの人気を集めがちですが、追い込み馬の多くはなかなか成績が安定しないことが多いようです。直線が長いコースで追い込みで勝った馬が直線が短いコースで人気の場合は外したほうがいいでしょう。
- スタートに難がある馬が人気の場合
- 競馬の世界で出遅れは癖になりやすいと言われています。出遅れがちの馬は次走でも出遅れる可能性が大きいと考えていいでしょう。出遅れで僅差で負けてしまう場合、出遅れを考慮して人気が集まりがちですが、出遅れは癖になりやすいと言われていますので、構想から外してもいいでしょう。
- 着順と位置取りの順位を比べてみる
- 位置取りと着順がほとんど同じという馬は「回ってきただけ」と言われます。特に後方の順位の場合は後ろで控えていたのにもかかわらずバテた馬しかかわせないということになるので、馬の力量が足りない場合が多いです。
- 新馬戦で過剰人気になっている良血馬の見極め
- 新馬戦は過去データがないため血統が注目されやすいです。そのため良血馬は人気が集中しやすいです。しかし、新馬はまだ体が出来ていなく上手く調教できていなかったり、気性が荒く解消できていなかったりというケースもあり、良血馬でも惨敗してしまうケースもあります。こういう場合は実際の人気と新聞等での人気を比較してみましょう。人気はあるが新聞では印が少ない場合などはそれなりの理由があると思いますので、調教師や厩舎のコメントを見てマイナス面を探ってみましょう。
- トップハンデを背負う近走不振馬は外せ!
- ハンデ戦は、実力馬が簡単には勝てないように出走書く馬の負担重量が決まっています。ですから、トップハンデとなるような実績馬は人気の割には勝てないことが多いです。近走で特に好調でもなく、ハンデ戦でトップハンデを背負っている馬は実績、人気があってもまずは1番に外す対象でもいいと思います。
- 実力以上の好走をした人気薄の馬
- 特に、今まで目立った実績がなく、クラスが上がった後に不振が続いていた人気薄の馬が突然激走した場合は、次そうも続けて走る可能性はあまり高くない。前走以外で凡走が続いていたのには気性的な問題やそもそもの実力不足といった要因があるはずで、前走はたまたま、展開などがハマッた可能性が高いとみていいでしょう。
- 折り合い難がある馬の距離延長、スローペース
- 騎手がペースを抑えようとしても、馬が走る気満々でなかなかコントロールがつかない状況を折り合いがつかないと表現します。こうなると競走馬は全能力を発揮できません。道中で無駄な力を使ってしまうので、ラストスパートに影響が出てしまう。
- 回って来ただけのレースが続いている馬
- 序盤で10番手前後につけていた馬が順位も10着という馬は「ついて回ってきただけ」となります。控えているにもかかわらず、直線ではバテた馬を交わす程度の脚しか使えていないということで、こういうレースが続いている馬は実力不足かスランプに陥っている場合があります。
- 厳寒期の休み明け
- 厳寒期は馬体を絞りにくいため、休み明けの馬は太めになりがちです。特に瞬発力が求められる芝のレースでは、大幅な馬体重増はマイナス。また、年明けの開催は年末年始の休みを挟むため、変則調教によって調節に狂いが生じやすいので、これも注意が必要でしょう。
- 東京芝2000mの外枠
- 外枠不利が大きいコースの共通点は、スタートしてすぐにカーブがあることです。隊列が決まる前の馬郡がまだ横に広がっている状態でカーブに入るため、外枠の馬、中でも先行馬は大きく外を回らされることになり、コースロスが大きくないます。東京競馬場の芝2000mはその典型的な例といっていいでしょう。